「ねじ」の締付け技術こんな締め方はダメ!? 〜いつも「ねじ」をお使いの方に〜 錆びていたり、砂が付着している「ねじ」は使わないで下さい。所定の締付けトルクを与えても締付け不足になります。ねじ面の摩擦が大きくなり、締付けトルクのほとんどを摩擦損失で失い、締付ける力になりません。 磁化した「ねじ」は使わないでください。周辺にある鉄粉や錆びを吸着すると、上記と同じように、所定の締付けトルクを与えても締付け不足になります。 ねじが水や油で濡れていたら通常の締付けトルクで締めないで下さい「ねじ」が濡れるとトルク係数が小さくなり過ぎて、締め過ぎになります。締め過ぎると、「ねじ」が伸びて(塑性)緩んだり、破壊することもあります。 スパナやレンチの腕を伸ばさないで下さい。 締付け工具の長さは、所定の締付けができるように設計されています。パイプなどを継ぎ足して柄を長くして締めると、たいてい締め過ぎになりますのでご注意ください。 ステンレス「ねじ」は潤滑をしないと焼き付きます。ステンレス鋼は熱伝導が悪いので、おねじとめねじの接触面がすぐ焼き付きます。焼き付きを生じると「ねじ」は締めることも外すこともできなくなります。締め付ける前にねじ部に適切な潤滑剤を塗布するか、予め潤滑処理がされているステンレス「ねじ」をご指定になってください。 トルクレンチを過信しないで下さい。手動式トルクレンチは、普通、新しいときは±3%以下の誤差しかありません。使っているうちに、だんだん精度が悪くなります。定期的に検定して下さい。 磨耗したり、口の開いたレンチやスパナは危険です。ボルトの頭部と締め付け工具の隙間が大きいと、空回りすることがあります。足場の悪いところで締付け作業をしていると、怪我をする危険があります。 インパクトレンチで締めるときは習熟が要ります。インパクトタイプのパワーレンチは、締付けている時間が長いとどんどん締付けトルクが高くなります。できるだけ安定した締付け作業ができるように練習して下さい。 〜ねじの安全使用取扱説明〜
|
|
▲コムウエルブログからも 多彩な情報発信中! ▲当社が厳選した業務に役立つ プロ仕様の品々を販売中 ▲コムウエル・フジサワ発行の 商品情報案内のバックナンバーを 紹介しています ▲当社の環境への取り組みについて ▲必要な分だけ セットでお届け ▲企業情報サイト 「ザ・ビジネスモール」 コムウエル・フジサワは、 リンクフリーです。 上のバナーをお使いください。 ▲ねじに関することは なんでもお問い合わせ下さい! 個人情報保護に関する規約 |