高力ボルトの使い方に地震・雷・火事・おやじに耐える? 〜建築物の安全を願っている方に〜 高力ボルトは、鋼構造建造物の締付け用の「ねじ」です。高力ボルトは、鋼構造用のボルトです。だから最適なナット、座金をセットにして出荷しています。 生(き)のままお使いにならないと危険です。メッキ処理・潤滑処理・熱処理などをしないで下さい。ご使用の前に何か加工されると、出荷のときの保証性能を損なうことがあります。 締付け前にペンキを塗らないで下さい。ねじ部や座面にペンキを塗ると、締付け性能が極端に悪くなることがあります。所定の締付け力がでなくなって、構造物の強さや安全性が保証できなくなります。 ボルトをたたき込まないで下さい。ボルト穴が合わないときでも、ボルトを無理にたたき込まないで下さい。ボルトにきずがついて、正常な締付けができなくなります。 ボルトを溶接したり、高温に曝したりしないで下さい。高力ボルトは溶接したり、高温に曝したりすると機械的性質が劣化します。締付けた後も、300℃以上の高温に曝されたときは、「ねじ」を取り替えて下さい。 ボルトが腐食しないようにして下さい。施行後、大気中でも腐食が始まると、応力腐食割れなどが原因となって、ボルトを破壊する恐れがあります。外気に直接触れるようなときは、塗装などを施して腐食を防いで下さい。 10Tを超える強度区分は、使わないで下さい。JISB1186−1979には、(F11T)はなるべく使わないように、と( )付きで示されています。これは、遅れ破壊の問題が解決されていないからです。現在、わが国の主要メーカーでは、もう生産されていません。 「ねじ」の棚寿命は1年とされています。高力「ねじ」は、メーカーの倉庫程度の環境で保管されることを条件に、メーカーの出荷後1年程度は性能が保証できるとされています。これは「ねじ」に施されているトルク係数値の安定剤が効かなくなるのを懸念しているからです。また、メーカーが梱包した箱から小分けして出されたときも、すぐ使って下さい。 「ねじ」は絶対に再使用しないで下さい。一度使った「ねじ」は再使用しないで下さい。「ねじ」の締付け機能が低下しているからです。 締付け作業は、安全な姿勢で行ってください。高所作業だけでなく、締付け機器が突然外れると転倒したり墜落したりすることがあり危険です。足元や周辺作業環境の安全を確認して、お締め下さい。 〜ねじの安全使用取扱説明〜
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