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ねじ部品は、機械または構造物の部分と部分、または本体と部分とを結合するために用いられますが、結合を強固にするためには、ねじ部品はそれ相応の強度を持つものでなければなりません。
ねじ部品の強度は、その材料と熱処理によって決まります。また、材料の選択に当たっては、装飾性、軽量性、耐熱性、耐食性なども考慮されます。 |
表1:「鋼製ボルト・小ねじの強度区分、引張強さ、降伏点又は耐力、及び保証荷重応力」へ
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表2:「鋼製ナットの強度区分及び保証荷重応力」へ
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表3:「ステンレス鋼製ねじ部品の強度区分、引張強さ、保証荷重応力、耐力及び性状区分」へ
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●ねじ部品用材料の規格 |
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ねじ部品用材料のJISとしては、 |
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- 一般構造用圧延鋼材 (JIS G 3101)
- みがき棒鋼 (JIS G 3123)
- 軟鋼線材 (JIS G 3505)
- 硬鋼線材 (JIS G 3506)
- 冷間圧造用炭素鋼線材 (JIS G 3507)
- 冷間圧造用炭素鋼線 (JIS G 3539)
- 機械構造用炭素鋼鋼材 (JIS G 4051)
- ニッケルクロム鋼鋼材 (JIS G 4102)
- ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材 (JIS G 4103)
- クロムモリブデン鋼鋼材 (JIS G 4105)
- 高温用合金鋼ボルト材 (JIS G 4107)
- 特殊用途合金鋼ボルト用棒鋼 (JIS G 4108)
- ステンレス鋼棒 (JIS G 4303)
- ステンレス鋼線材 (JIS G 4308)
- ステンレス鋼線 (JIS G 4309)
- 冷間圧造用ステンレス鋼線 (JIS G 4315)
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材 (JIS G 4804)
- 耐熱鋼棒 (JIS G 4311)
- 耐食耐熱超合金棒 (JIS G 4901)
- 銅及び銅合金棒 (JIS H 3250)
- 銅及び銅合金線 (JIS H 3260)
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線 (JIS H 4040)
などがあります。
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